破片

愛してる愛してる愛してる愛してる

こんなに薄っぺらくて
こんなに重たい言葉を
こんなに私は叫びたい

なのに
世界は、君は、私は
それを許さない

いつも吸っているはずの空気が苦い
日を重ねるごとに
息をするごとに
死んでいく

君が輝きを増すたびに
私は暗さを纏う
それがどうしても不公平に思えて
嗚咽する

どうして私だけ
泣くことも叫ぶことも
愛することも
許されないのだろう