2022-01-04 嘘 愛していると言った愛していないと思った 大好きだと言った恋の目は私の中に映った彼自身を見ていた 初めて電話をかけた日嘘の理由と聞こえのいい言葉を並べコールは切れた 思いを文字に埋めることも盲目的になることもついにはできなかったそれなのに眠れない毎日は続く 共通点を挙げる姿を見ながら正反対の人間だと自覚する この気持ちをどこに埋めればいいのか知る術もないまま好きだと言い切れずにただ心を奪われたまま君の嘘に血を流す