恋をすればいつもこう
何もできなくなる
ただぷかぷか何かの上に浮いている
小さい頃からずっとこう
当時と比べると
まだ生活はできるくらいに成長したけれど
それでも気付けばぼうっとしてしまう
この気持ちを持て余し
やりどころに困惑しながら
結局大切に抱えてしまう
目の前に集中できなくて
眠い夜も眠れない
困っているはずなのに暖かくて
甘くて少しだけ苦い
実質の恋と
恋に恋する恋と
しっかり見極めなくてはいけなくて
だから目を凝らしているのに
気がつけばまた元通り
本当に困ってしまう
世界の人はこの気持ちを
どんなふうに提げているの
どんなふうに飲み込むの
誰も教えてなんてくれなかった